2012年 11月 04日
耐雪梅花麗1 |
黒田、完封11勝目!座右の銘「耐雪梅花麗」チームに浸透
(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/08/16/kiji/K20120816003911830.html)
・・7回以上を無失点に抑えるのはメジャートップの今季6度目だ。今季24試合で5回を投げきれなかったのはわずか2度。打線の援護が少なく現在11勝だが、ひた向きに投げ続ける右腕の姿は、ある言葉とともにナインの心をつかんでいる。
3月初旬のキャンプ。ミーティングで、各選手が好きな言葉を日替わりで披露した。黒田が選んだのは西郷隆盛が詠んだ漢詩の一節「耐雪梅花麗」(雪に耐えて梅花麗し)。梅の花は、寒い冬を耐え忍ぶことで、春になれば一番麗しく咲く、という意味で「苦しまずして栄光なしの考え方、それを最初に知ったのは高校のときかな」と説明する。言葉や文化は違っても、梅の花の例えは大ヒットだった。主将ジーターも「彼の詩は、われわれに直接あてはめられるもの。良い時も悪い時も、常に変わらず汗を流し続けることが大切だし、頑張れば必ずその報いがある」と心を打たれた。ジョー・ジラルディ監督は梅の花の写真を探し、自身のパソコンの壁紙にするなど、今やヤンキースのチーム精神を支える言葉になっている。指揮官は「今季チームの投手陣でベストの投球だ」と絶賛した。
▼耐雪梅花麗 西郷隆盛が1872年(明5)においに向けて送った「偶成」という漢詩の一節。「ゆきにたえてばいかうるわし」と読む。冬の厳しい雪や寒さに耐えた梅の花が、春になって一層美しく咲く様子を表しており、英訳すれば「Plum trees bloom most beautifully as they stand and overcome the cold severe winter」人も試練を乗り越えてこそ大成するとの意味で、教育方針に掲げる学校もある。
イチローがヤンキースに移籍し,約束事がしっかりしている,と驚いていた。ヤンキースは「金満球団」というイメージがあるが,規律正しさを重視するチームであるようだ。先日の放送も,そういう目で見ていたら,ピンストライプがそのように見えてきた。安定した守備力をベースにしたチーム。古き良きアメリカを体現するのがヤンキースでヒッピー等自由な発想を重んじるのがレッドソックスか。日本屈指の愚直サムライがヤンキースにぴったりはまった感じ。野茂,イチロー,松井の系譜。イチローもはしゃぎすぎ風だったが,もともとはこの系譜だろう。スポーツマンたるもの,TVでしゃべりすぎるのはやめた方がよい。男は黙って勝負である。
示外甥政直 西郷隆盛
一貫唯唯諾
従来鉄石肝
貧居生傑士
勲業顕多難
耐雪梅花麗
経霜楓葉丹
如能識天意
豈敢自謀安
「貧居生傑士」もよい。
今回,西郷隆盛の漢詩をいくつか読んだが,さすがに第一級の人物。保身に走る昨今の政治家とは段違い。
2013/4/16
黒田完封勝利「手も足も出ない」メディアも称賛する超一流の投球
(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0416&f=national_0416_003.shtml
http://newyork.yankees.mlb.com/video/play.jsp?)
content_id=26300347&topic_id=8878548&c_id=nyy
オリオールズ相手に5安打無四球完封。
左打者内角の「フロントドア」シンカーは見事。
渡米後最高の投球ではあるまいか。
2013/7/13
”Hiroki Kuroda gets through rain and five innings to get a win”
(LONG ISLAND newsday.com)
ツインズ戦、雨の中中断をはさんで5回零封、勝利投手に。8勝6敗。
防御率2.65はアメリカンリーグトップ。
強打者ひしめくこのリーグで防御率トップはすばらしい。
(別のリーグだが、ナショナルズの剛腕ストラスバーグがマーリンズの打者にホームランを打たれ、7失点を喫するシーンを見た。大変な打者たちを相手にしているのだな、とあらためて感心。)
その昔、野茂とマダックスが投げ合った試合を思い出した。
1,2回程度投げて雨で中断、再開するも二人とも投手交代。
それがメジャーのやり方。先発投手を温存する合理的な手法。できるだけベストな状態に選手を置いて、長く機能してもらおうとする。黒田はサムライ方式で再登板、意気に感じた味方が5回裏2点をとって勝ちをつけてくれた。Zen master風。黒田にはできるだけ長くメジャーで投げてもらいたいが、立派。
今回セーブポイントをあげたヤンキースの押さえM.リベラが、"He's a machine," Rivera said of Kuroda. "I'm glad I'm on his team."とコメント。
本物のYankeeだ。
2013/7/12
オールスター休み明け、初登板。対レッドソックス、フェンウェイパーク。7回2失点で投げ勝ち、9勝6敗。防御率2.65.伝統の一戦らしい白熱した好ゲーム。NYタイムズが次のように書いている。
BOSTON — Hiroki Kuroda was not invited to pitch in the All-Star Game, despite having the second-best earned run average in the American League. If the snub bothered him, he never let it show, and he said he would enjoy the time off. But his
performance Saturday reconfirmed his status as a top pitcher and his position as the de facto ace of the Yankees’ staff.
Hiroki Kuroda gave up only one extra-base hit, a double by Mike Carp, and did not allow a run until the seventh inning.
Kuroda allowed two runs and five hits in seven innings to lead the Yankees to a 5-2 victory over the Boston Red Sox at Fenway Park. The win came after the Yankees had lost three in a row, and because of the All-Star break, it was their first win in eight days.
Kuroda gave up only one extra-base hit, a double to Mike Carp, and did not allow a run until the seventh inning. One of the two runs he allowed came on a wild pitch. His record improved to 9-6, and his E.R.A. held at 2.65.
「トップピッチャーの一人」,「ヤンキースの事実上のエース」と評されるのだから立派。
黒田,岩隅,ダルビッシュが日本人投手の評価を高めている。
2013/7/25
"Yankees’ ace Kuroda, bullpen shut out Rangers for series split"
これはNYポストの見出し。
アーリントンでレンジャースを7回零封,10勝目。
ダルビッシュに牛耳られてはじまったレンジャース4連戦だが,2勝2敗のスプリットに。
貧打にあえぐヤンキースにとってアウェーでのこの2勝は大きい。
(打線テコ入れのため元ヤンキースのソリアーノを呼び戻すようだ)
There is no argument Kuroda is the Yankees’ best starter. The same could hold true among AL hurlers. In four July starts he is 3-0 with a 0.69 ERA.
Overall, the 38-year-old right-hander is 10-6 with a 2.51 ERA.
7月の4度の先発で防御率0.69はすごい。アメリカンリーグトップ。大したものである。
今日はマリナーズの岩隈、ホームでツインズ戦に登板。めずらしく味方打線が2回裏に大量6点をゲット。内野手の3失策ももろともせず、6回をスイスイ投げ、勝ち投手。こちらも10勝。ツインズ監督のコメントがおもしろい。
"You get a lead like that and guys like that know what to do with it," manager Ron Gardenhire said. "He's going to pound the strike zone in and out, and I thought we made him throw some pitches. We took some pitches and his pitch count was getting up there, but he also knows how to put people away."
おっぱらわれてしまってはいたし方ない。しかし、しなやかなフォームを駆使した見事な投球。10勝4敗、防御率2.87。岩隈も今や「リーグ有数の投手」と認められている。立派。
2013/8/1
LAでのヤンキースードジャース戦。黒田登板。相手は元同僚のドジャース・エース,C.カーショー(10勝6敗,防御率1.96)。魅力的なカード。ソールドアウト53,013人。 投手戦。黒田7回零封。カーショーも8回零封。ブルペンの戦いに。9回表,ドジャース監督抗議退場となった微妙な判定の後,代打オーバーベイ,タイムリーヒットで1点。2塁手,右翼手の交叉による落球エラーでイチロー,オーバーベイが生還,決定的な2点が入り,裏をリベラがしめて,ヤンキース3-0で快勝。得点を許さず,カーショー相手の勝利の御膳立てをした黒田の評価は決定的。LAらしく,ハリウッドの有名人,有名選手たちが多くスタンドにいたようだ。公式サイトによると,
In addition to Kershaw and Kuroda, Wednesday night's celebrity lineup included: Kobe Bryant in the owners' box with Magic Johnson; Real Madrid star Cristiano Ronaldo, who threw out the first pitch to Yasiel Puig; Christina Aguilera; Billy Crystal with Joe Torre; Samuel L. Jackson; Jason Alexander; LL Cool J (in an encore performance); Dallas Cowboys Jason Witten and DeMarcus Ware; and Knicks center Tyson Chandler.
有名人に疎いので,よくわからないが, Magic Johnson,Cristiano Ronaldo,Joe Torre,Dallas Cowboysくらいはわかる。大変な夜。 ここで見事な投球を見せるのだから立派。
8/13
朝起きたら、レンジャースーアストロズ戦が終わっていた。
ダルビッシュ、アウェーで8回までノーヒッターの快投。12勝(5敗)。
おもしろい記事(Darvish is absolutely that good)。
Sometimes, it seems Yu Darvish is just toying with hitters. How about a fastball, Yu? Yeah, sure, here's a 96 mph on the corner.
Slider? Yeah, he has one of those, too. It's 86 mph and has the kind of movement that buckles knees and breaks bats.
Curveball? Child, please. It's big and hard and pretty much impossible to hit.
And that's the beginning. ・・
MLBのベテランライターもビックリというところか。
レンジャースは強打のグルーズを「薬害」で50試合失った。代わりに、ホワイトソックスからリオスを獲得。
映像を見たが魅力的な選手。リーダーシップもとれそうな風格。こんな選手がとれたのにはびっくり。
同日、黒田、ホームでのエンゼルス戦。8回零封。11勝(7敗)。
9回リリーフがつかまり1点差につめ寄られ1死満塁。あぶなく勝ちを消されるところだった。極端な貧打線。投手にとってタフ。
8月中旬にこの投球とは、両投手とも立派。
サムライ認定。
黒田の防御率はこれで2.33。
メジャー最激戦区であるアメリカンリーグ東地区でこの数字、しかも38歳で、とメジャーリーグファンもビックリ。
さらに、打者有利の球場として知られているヤンキースタジアムでの防御率は実に1.74。
8/27
長くファームにいた松坂がメッツと1年契約、タイガース戦に登板。
5回5失点、チームは大敗。
今季のメッツはプレーオフ進出の見込みはなくなっているから、それなりに「余裕」があり契約に至ったのだろう。
松坂 目覚めの2被弾 その後は変化球で活路「やっぱりメジャーだなと」
という記事を読むと、松坂は相変わらずの「お坊ちゃん」モード。
自信があるのならよいが・・
チームを大敗させているのだ、違った言い方があるだろう。
しゃべりが日本のマスコミ風、悪く言えばミーハー風であるのは気になる。
「お笑い」タレントではないのだ、シャキッとせい、と言いたくなる。
今見たら次の記事があった。
Mets ace Matt Harvey is headed to the disabled list with a partially torn ulnar collateral ligament, the team has announced. Such an injury, of course, often leads to Tommy John surgery, but, as CBSSports.com's Jon Heyman reports, the Mets will first try rest an
d then see whether the swelling subsides before opting for surgery.
Harvey, age 24, has pitched to a 2.27 ERA (159 ERA+), 0.931 WHIP and 6.16 K/BB ratio in this, his first full season at the major-league level. He was of course the NL starting pitcher for All-Star Game at Citi Field in July.
マット・ハーベイはメッツ期待のルーキー。黒田と投げ合った試合を見た。それがTommy John surgeryの危機にあるとは。ワシントン・ナショナルズのストラスバーグのケースと似ている。故障を防ぐのは重要。
9/12
レッドソックスが力を見せている。今日もタンパ相手に延長10回表グランドスラムで快勝。その前のヤンキース4連戦もひっくり返すかたちで3勝している。やはり強い。これにひきかえ、レンジャース3連敗。打線が落ち込んでいる。最後の直線場での失速は痛い。打線に火がつかないと最後は勝ちきれない。
9/14
マリナーズーカージナルス戦を録画で見た。岩隈、7回3安打無失点、1-0と勝利投手の権利をもちつつ降板。カージナルスはNリーグ中地区で地区優勝をねらう強豪、相手投手はエースのアダム・ウェインライト。それに投げ勝ったのは立派。トータル200イニング到達。打線が弱いので勝ちはつかないが、12勝6敗、防御率2.87は本当に立派。彼はWBCの決勝で投げたが、どんな相手でも安心できる好投手。
9/16
昨日松坂がマーリンズ戦に先発。7回1失点で勝ち投手。前回のクリーブランド戦に続く好投。ハイライト映像を見た。打取った場面だから、いいコースに変化球が行っていた。しかし、不安なピッチングフォーム。
9/18
エンゼルスも田中をスカウトという記事。
Two scouts who have seen Tanaka pitch but are not authorized to speak publicly about him said that although Tanaka might not be in Texas ace Yu Darvish's class, he could be as good as or better than Hiroki Kuroda, who is 68-68 with a 3.37 earned-run average in six big league seasons.
"I don't think he has the creativity and the multiple weapons of Darvish, but Kuroda is a really good comparison," one scout said. "He has three good pitches, and his splitter is a legitimate out pitch."
Tanaka is 21-0 with a 1.24 ERA, 155 strikeouts and 27 walks in 181 innings. With such a thin free-agent pitching class, he could be an attractive option for teams.
(LA times)
記事中の田中のピッチング映像(甲子園時も含む)を見たが、打者を牛じっていた。凄みとポイントでのがんばりではダルビッシュより上かも。
9/19
メジャーのプレーオフ進出レースも(テキサスでいえば)残り12試合。ワイルドカード争いがデッドヒート。7連敗したレンジャースも昨日連敗を止めた。最後のがんばりがきくか。瀬戸際。
岩隅、中地区首位を走るタイガース戦。相手はエース・バーランダ―。8回4安打無失点。9ー0でリード。
タイガースファンのぼやき。
It's interesting that the other likely playoff teams do not have the kind of starters that have been stymying the Tigers this year. We can beat Oakland's rotation. Colon is good but not vs the Tigers. Even Boston's starters won't throw shutouts at us.
It's these last place/also ran teams that toss zeros at us.
13勝6敗、防御率2.76。岩隈はプレーオフをねらえるチームがふさわしい。
前回がカージナルスのエース、ウェインライト、今回がタイガースのエース、バーランダ―、この二人に投げ勝った(しかもプレーオフ進出をかけてしのぎを削る9月に)というのは大したもの。日本人投手はじめての快挙ではないか。
9/26
松坂がレッズ戦に登板。8回途中まで投げ勝ち投手。これで3勝3敗。「復活」に近い終わり方。よくがんばった。岩隅、ロイヤルズ戦に登板。8回零封、勝ち投手。14勝6敗、防御率2.66でシーズン終了。見事なシーズンとなった。強打のアメリカンリーグ有数の先発投手の成績を収めたのだから立派。
"He's special," said Mariners third baseman Kyle Seager, who contributed a two-run double to the cause. "Ever since he became a regular starter, he's been one of the best pitchers in the game. You get guys coming to third base all the time talking about how nasty he is and how the ball's moving all over the place and you can't get a good swing on him. That's about as good a compliment as you can get."
10/11
プレーオフが進んでいる。アメリカンリーグは、バーランダーが8回零封のさすがの投球、タイガースがアスレチクスを破り、リーグ優勝決定戦シリーズ進出。レッドソックスがレイズを破って一足先に進出をきめているから、レッドソックスVSタイガースの組み合わせとなった。お互い手強いライバルを倒してのシリーズ進出だから、おもしろいシリーズになりそうだ。両チームとも10数年前野茂が在籍したチーム(タイガースからレッドソックスに移籍した)。私は当時「デトロイトの青春」(http://omg06.exblog.jp/i12/)というストーリーを書いた。あの頃タイガースはなかなか勝てず、熱狂的なファンは気の毒だった。かれらは「今年こそワールドシリーズ制覇!」と胸をふくらましているだろう。重量級の打線だから期待できるが、レッドソックスもしぶとい打線。いい勝負になりそうだ。ナショナルリーグは、カージナルスVSドジャース。こちらも非常に魅力的な組み合わせ。
10/20
レッドソックスがタイガースを破り、ワールドシリーズ進出。今年はカージナルスVSレッドソックスの組み合わせになった。魅力的な組み合わせ。カージナルス優勢かな。今日の試合はTVで観戦した。最多勝のシャーザーを見れてよかった。たしかに一流投手。バックホルッも角度のある打ちにくいボールを投げていた。タイガースはブルペンがいけなかった。あそこで満塁本塁打を打たれるとは・・真ん中のカーブをねらい打たれた。それまでのシャーザーの苦心の投球とは段違いの雑な投球。レッドソックスファンはしあわせそう。ケリー国務長官もスタンドで観戦。いよいよワールドシリーズ。
10/28
ワールドシリーズ、カージナルス2勝1敗の後、今日レッドソックスが4-2で勝ち、2勝2敗のイーブンに。カージナルス優勢かと思っていたら、レッドソックスもいいチーム、しぶとく五分に戻した。田沢ー上原も打たれた後やり返す、というパターンで力のあるところを見せている。最後のけん制タッチアウト、ゲームオーバーは秀逸。小刀勝負。たしかにWOW!である。スタジアムの全員を呆然とさせた。痛快。勝負の行方混沌、という感じ。
10/30
レスター、エースの風格を見せて好投。上原が最後の4つのアウトをとって、レッドソックス、ついに王手。まだわからない感じ。すごいプレッシャーだろう。Game6は、レッドソックス打線爆発を期待。
10/31
打線爆発でレッドソックスWシリーズ制覇。ここ10年で3度とのことだから、立派。倒してきた相手が、レイズ、タイガース、カージナルスだから、やはり強かったということだろう。チーム編成の勝利でもある。田沢、上原がそれに含まれているのがうれしい。上原のけん制が秀逸。フェンウェイでは95年ぶりのWシリーズ制覇というのだから、そしてそこに上原がいるというのだから、マンガのようなフィナーレだ。
11/5
日本シリーズGame6と7を見た。田中はストレートを狙われていた。変化球は打てないとみたジャイアンツの作戦。逆に言うとストレートは打てるということだから、田中のプライドを傷つける効果がある。Game6で高橋に続けたストレートは若さがでた。Game7での救援登板はメジャーではOMG!登板、これを最後にしてもらいたい。最後はフォークボール。当然の選択。それを振ったジャイアンツの打者の方が不思議。凄みのある投手であるのは間違いない。メジャーでの活躍が楽しみ。ヤンキースが最も彼を必要としていると思
うが、どういう入札結果になるか、これも楽しみ。
11/14
サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)投票があった。アメリカン・リーグで、ダルビッシュ、岩隅がそれぞれ2位、3位。強打のリーグで2位、3位とは立派。自動車のトヨタ、ホンダのような感じだ。黒田が、9月やや疲れたのが残念。日本でトップの投手はメジャーでもトップクラス、を証明。
12/3
歯科に通いはじめた。待合室に雑誌のバックナンバーが置いてあり、何冊か読んだ。元楽天監督の野村氏が日本シリーズについて書いた記事がおもしろかった。まず、田中は変化球投手であること、つまりストレートでは勝負できない。見ていて同じ感想をもった。もちろん悪くはないが、打者を牛耳れるほどではない。野村が凄いストレートと評価するのは、その昔の山口高志投手。則本投手を激賞。あの試合に限っては、田中よりよかった。これも同感。相手を恐れず、平気で投げ込み、押さえていた。楽天捕手へのアドバイス。打者はふつういろいろ考え、球を待つ、それは打席のわずかなしぐさにあらわれるから、細心にチェックし、コース等を選べ。しかし、巨人の打者は1番から9番まで自分の才能だけで打席にたっている、何も考えないタイプ、だから、いろいろ考える必要はない。ふーむ、やはりそうか、と思った。入札制度について、NPBとメジャーの交渉がとらぶっているようだ。FA期間を9年から6年に短縮すべきだろう。たいして高くない契約金で選手を9年間も拘束し、ドラフトに応じない田澤には罰を与えるなど、悪徳商人のすることだ。
12/07
ヤンキースからFAのロビンソン・カノがマリナーズと10年247億円で契約との報道。若手に切りかえたマリナーズはシーズン後半けっこう戦えていた。”キング”フェリックスと岩隈というサイ・ヤング級先発投手がいる間に勝とうと考えるのは当然。カノはヤンキース最強の打者だった。さらなる補強に期待。新ポステイング制度成立(?)。入札上限20億円、これに達したチームが複数あった場合にはそれらと交渉可能。選手にとってはよい制度。あれだけチームに貢献した選手だ、こころよく田中を送り出してもらいたい。「ヤンキースは7日、FAとなっていた黒田博樹投手(38)と、1600万ドル(約16億4800万円)の1年契約を結んだと発表した」とのこと。当然の契約か。ヤンキースは昨シーズンの貧打にこりて打線を強化しつつある。黒田には「挑戦」を続けてもらいたい。
耐雪梅花麗3につづく
追記
2/18/2015
黒田、ついにカープ合流。男の中の男として帰国。今年はカープファンになろうかしら。
3/13/2015
ダルビッシュ、トミー・ジョン手術のもよう。MLBファンにとっては、昨年の田中に続く悲報。黒田、岩隅には健康でいてもらいたい。田中をフルに高い故障された昨年度のヤンキースは愚かだった。大谷は今季も2刀流とか。愚か。野手もやるということは、間違いなく故障の確率を高める。虎の子の投手だろう。合理的に思考すべき。
(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/08/16/kiji/K20120816003911830.html)
・・7回以上を無失点に抑えるのはメジャートップの今季6度目だ。今季24試合で5回を投げきれなかったのはわずか2度。打線の援護が少なく現在11勝だが、ひた向きに投げ続ける右腕の姿は、ある言葉とともにナインの心をつかんでいる。
3月初旬のキャンプ。ミーティングで、各選手が好きな言葉を日替わりで披露した。黒田が選んだのは西郷隆盛が詠んだ漢詩の一節「耐雪梅花麗」(雪に耐えて梅花麗し)。梅の花は、寒い冬を耐え忍ぶことで、春になれば一番麗しく咲く、という意味で「苦しまずして栄光なしの考え方、それを最初に知ったのは高校のときかな」と説明する。言葉や文化は違っても、梅の花の例えは大ヒットだった。主将ジーターも「彼の詩は、われわれに直接あてはめられるもの。良い時も悪い時も、常に変わらず汗を流し続けることが大切だし、頑張れば必ずその報いがある」と心を打たれた。ジョー・ジラルディ監督は梅の花の写真を探し、自身のパソコンの壁紙にするなど、今やヤンキースのチーム精神を支える言葉になっている。指揮官は「今季チームの投手陣でベストの投球だ」と絶賛した。
▼耐雪梅花麗 西郷隆盛が1872年(明5)においに向けて送った「偶成」という漢詩の一節。「ゆきにたえてばいかうるわし」と読む。冬の厳しい雪や寒さに耐えた梅の花が、春になって一層美しく咲く様子を表しており、英訳すれば「Plum trees bloom most beautifully as they stand and overcome the cold severe winter」人も試練を乗り越えてこそ大成するとの意味で、教育方針に掲げる学校もある。
イチローがヤンキースに移籍し,約束事がしっかりしている,と驚いていた。ヤンキースは「金満球団」というイメージがあるが,規律正しさを重視するチームであるようだ。先日の放送も,そういう目で見ていたら,ピンストライプがそのように見えてきた。安定した守備力をベースにしたチーム。古き良きアメリカを体現するのがヤンキースでヒッピー等自由な発想を重んじるのがレッドソックスか。日本屈指の愚直サムライがヤンキースにぴったりはまった感じ。野茂,イチロー,松井の系譜。イチローもはしゃぎすぎ風だったが,もともとはこの系譜だろう。スポーツマンたるもの,TVでしゃべりすぎるのはやめた方がよい。男は黙って勝負である。
示外甥政直 西郷隆盛
一貫唯唯諾
従来鉄石肝
貧居生傑士
勲業顕多難
耐雪梅花麗
経霜楓葉丹
如能識天意
豈敢自謀安
「貧居生傑士」もよい。
今回,西郷隆盛の漢詩をいくつか読んだが,さすがに第一級の人物。保身に走る昨今の政治家とは段違い。
2013/4/16
黒田完封勝利「手も足も出ない」メディアも称賛する超一流の投球
(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0416&f=national_0416_003.shtml
http://newyork.yankees.mlb.com/video/play.jsp?)
content_id=26300347&topic_id=8878548&c_id=nyy
オリオールズ相手に5安打無四球完封。
左打者内角の「フロントドア」シンカーは見事。
渡米後最高の投球ではあるまいか。
2013/7/13
”Hiroki Kuroda gets through rain and five innings to get a win”
(LONG ISLAND newsday.com)
ツインズ戦、雨の中中断をはさんで5回零封、勝利投手に。8勝6敗。
防御率2.65はアメリカンリーグトップ。
強打者ひしめくこのリーグで防御率トップはすばらしい。
(別のリーグだが、ナショナルズの剛腕ストラスバーグがマーリンズの打者にホームランを打たれ、7失点を喫するシーンを見た。大変な打者たちを相手にしているのだな、とあらためて感心。)
その昔、野茂とマダックスが投げ合った試合を思い出した。
1,2回程度投げて雨で中断、再開するも二人とも投手交代。
それがメジャーのやり方。先発投手を温存する合理的な手法。できるだけベストな状態に選手を置いて、長く機能してもらおうとする。黒田はサムライ方式で再登板、意気に感じた味方が5回裏2点をとって勝ちをつけてくれた。Zen master風。黒田にはできるだけ長くメジャーで投げてもらいたいが、立派。
今回セーブポイントをあげたヤンキースの押さえM.リベラが、"He's a machine," Rivera said of Kuroda. "I'm glad I'm on his team."とコメント。
本物のYankeeだ。
2013/7/12
オールスター休み明け、初登板。対レッドソックス、フェンウェイパーク。7回2失点で投げ勝ち、9勝6敗。防御率2.65.伝統の一戦らしい白熱した好ゲーム。NYタイムズが次のように書いている。
BOSTON — Hiroki Kuroda was not invited to pitch in the All-Star Game, despite having the second-best earned run average in the American League. If the snub bothered him, he never let it show, and he said he would enjoy the time off. But his
performance Saturday reconfirmed his status as a top pitcher and his position as the de facto ace of the Yankees’ staff.
Hiroki Kuroda gave up only one extra-base hit, a double by Mike Carp, and did not allow a run until the seventh inning.
Kuroda allowed two runs and five hits in seven innings to lead the Yankees to a 5-2 victory over the Boston Red Sox at Fenway Park. The win came after the Yankees had lost three in a row, and because of the All-Star break, it was their first win in eight days.
Kuroda gave up only one extra-base hit, a double to Mike Carp, and did not allow a run until the seventh inning. One of the two runs he allowed came on a wild pitch. His record improved to 9-6, and his E.R.A. held at 2.65.
「トップピッチャーの一人」,「ヤンキースの事実上のエース」と評されるのだから立派。
黒田,岩隅,ダルビッシュが日本人投手の評価を高めている。
2013/7/25
"Yankees’ ace Kuroda, bullpen shut out Rangers for series split"
これはNYポストの見出し。
アーリントンでレンジャースを7回零封,10勝目。
ダルビッシュに牛耳られてはじまったレンジャース4連戦だが,2勝2敗のスプリットに。
貧打にあえぐヤンキースにとってアウェーでのこの2勝は大きい。
(打線テコ入れのため元ヤンキースのソリアーノを呼び戻すようだ)
There is no argument Kuroda is the Yankees’ best starter. The same could hold true among AL hurlers. In four July starts he is 3-0 with a 0.69 ERA.
Overall, the 38-year-old right-hander is 10-6 with a 2.51 ERA.
7月の4度の先発で防御率0.69はすごい。アメリカンリーグトップ。大したものである。
今日はマリナーズの岩隈、ホームでツインズ戦に登板。めずらしく味方打線が2回裏に大量6点をゲット。内野手の3失策ももろともせず、6回をスイスイ投げ、勝ち投手。こちらも10勝。ツインズ監督のコメントがおもしろい。
"You get a lead like that and guys like that know what to do with it," manager Ron Gardenhire said. "He's going to pound the strike zone in and out, and I thought we made him throw some pitches. We took some pitches and his pitch count was getting up there, but he also knows how to put people away."
おっぱらわれてしまってはいたし方ない。しかし、しなやかなフォームを駆使した見事な投球。10勝4敗、防御率2.87。岩隈も今や「リーグ有数の投手」と認められている。立派。
2013/8/1
LAでのヤンキースードジャース戦。黒田登板。相手は元同僚のドジャース・エース,C.カーショー(10勝6敗,防御率1.96)。魅力的なカード。ソールドアウト53,013人。 投手戦。黒田7回零封。カーショーも8回零封。ブルペンの戦いに。9回表,ドジャース監督抗議退場となった微妙な判定の後,代打オーバーベイ,タイムリーヒットで1点。2塁手,右翼手の交叉による落球エラーでイチロー,オーバーベイが生還,決定的な2点が入り,裏をリベラがしめて,ヤンキース3-0で快勝。得点を許さず,カーショー相手の勝利の御膳立てをした黒田の評価は決定的。LAらしく,ハリウッドの有名人,有名選手たちが多くスタンドにいたようだ。公式サイトによると,
In addition to Kershaw and Kuroda, Wednesday night's celebrity lineup included: Kobe Bryant in the owners' box with Magic Johnson; Real Madrid star Cristiano Ronaldo, who threw out the first pitch to Yasiel Puig; Christina Aguilera; Billy Crystal with Joe Torre; Samuel L. Jackson; Jason Alexander; LL Cool J (in an encore performance); Dallas Cowboys Jason Witten and DeMarcus Ware; and Knicks center Tyson Chandler.
有名人に疎いので,よくわからないが, Magic Johnson,Cristiano Ronaldo,Joe Torre,Dallas Cowboysくらいはわかる。大変な夜。 ここで見事な投球を見せるのだから立派。
8/13
朝起きたら、レンジャースーアストロズ戦が終わっていた。
ダルビッシュ、アウェーで8回までノーヒッターの快投。12勝(5敗)。
おもしろい記事(Darvish is absolutely that good)。
Sometimes, it seems Yu Darvish is just toying with hitters. How about a fastball, Yu? Yeah, sure, here's a 96 mph on the corner.
Slider? Yeah, he has one of those, too. It's 86 mph and has the kind of movement that buckles knees and breaks bats.
Curveball? Child, please. It's big and hard and pretty much impossible to hit.
And that's the beginning. ・・
MLBのベテランライターもビックリというところか。
レンジャースは強打のグルーズを「薬害」で50試合失った。代わりに、ホワイトソックスからリオスを獲得。
映像を見たが魅力的な選手。リーダーシップもとれそうな風格。こんな選手がとれたのにはびっくり。
同日、黒田、ホームでのエンゼルス戦。8回零封。11勝(7敗)。
9回リリーフがつかまり1点差につめ寄られ1死満塁。あぶなく勝ちを消されるところだった。極端な貧打線。投手にとってタフ。
8月中旬にこの投球とは、両投手とも立派。
サムライ認定。
黒田の防御率はこれで2.33。
メジャー最激戦区であるアメリカンリーグ東地区でこの数字、しかも38歳で、とメジャーリーグファンもビックリ。
さらに、打者有利の球場として知られているヤンキースタジアムでの防御率は実に1.74。
8/27
長くファームにいた松坂がメッツと1年契約、タイガース戦に登板。
5回5失点、チームは大敗。
今季のメッツはプレーオフ進出の見込みはなくなっているから、それなりに「余裕」があり契約に至ったのだろう。
松坂 目覚めの2被弾 その後は変化球で活路「やっぱりメジャーだなと」
という記事を読むと、松坂は相変わらずの「お坊ちゃん」モード。
自信があるのならよいが・・
チームを大敗させているのだ、違った言い方があるだろう。
しゃべりが日本のマスコミ風、悪く言えばミーハー風であるのは気になる。
「お笑い」タレントではないのだ、シャキッとせい、と言いたくなる。
今見たら次の記事があった。
Mets ace Matt Harvey is headed to the disabled list with a partially torn ulnar collateral ligament, the team has announced. Such an injury, of course, often leads to Tommy John surgery, but, as CBSSports.com's Jon Heyman reports, the Mets will first try rest an
d then see whether the swelling subsides before opting for surgery.
Harvey, age 24, has pitched to a 2.27 ERA (159 ERA+), 0.931 WHIP and 6.16 K/BB ratio in this, his first full season at the major-league level. He was of course the NL starting pitcher for All-Star Game at Citi Field in July.
マット・ハーベイはメッツ期待のルーキー。黒田と投げ合った試合を見た。それがTommy John surgeryの危機にあるとは。ワシントン・ナショナルズのストラスバーグのケースと似ている。故障を防ぐのは重要。
9/12
レッドソックスが力を見せている。今日もタンパ相手に延長10回表グランドスラムで快勝。その前のヤンキース4連戦もひっくり返すかたちで3勝している。やはり強い。これにひきかえ、レンジャース3連敗。打線が落ち込んでいる。最後の直線場での失速は痛い。打線に火がつかないと最後は勝ちきれない。
9/14
マリナーズーカージナルス戦を録画で見た。岩隈、7回3安打無失点、1-0と勝利投手の権利をもちつつ降板。カージナルスはNリーグ中地区で地区優勝をねらう強豪、相手投手はエースのアダム・ウェインライト。それに投げ勝ったのは立派。トータル200イニング到達。打線が弱いので勝ちはつかないが、12勝6敗、防御率2.87は本当に立派。彼はWBCの決勝で投げたが、どんな相手でも安心できる好投手。
9/16
昨日松坂がマーリンズ戦に先発。7回1失点で勝ち投手。前回のクリーブランド戦に続く好投。ハイライト映像を見た。打取った場面だから、いいコースに変化球が行っていた。しかし、不安なピッチングフォーム。
9/18
エンゼルスも田中をスカウトという記事。
Two scouts who have seen Tanaka pitch but are not authorized to speak publicly about him said that although Tanaka might not be in Texas ace Yu Darvish's class, he could be as good as or better than Hiroki Kuroda, who is 68-68 with a 3.37 earned-run average in six big league seasons.
"I don't think he has the creativity and the multiple weapons of Darvish, but Kuroda is a really good comparison," one scout said. "He has three good pitches, and his splitter is a legitimate out pitch."
Tanaka is 21-0 with a 1.24 ERA, 155 strikeouts and 27 walks in 181 innings. With such a thin free-agent pitching class, he could be an attractive option for teams.
(LA times)
記事中の田中のピッチング映像(甲子園時も含む)を見たが、打者を牛じっていた。凄みとポイントでのがんばりではダルビッシュより上かも。
9/19
メジャーのプレーオフ進出レースも(テキサスでいえば)残り12試合。ワイルドカード争いがデッドヒート。7連敗したレンジャースも昨日連敗を止めた。最後のがんばりがきくか。瀬戸際。
岩隅、中地区首位を走るタイガース戦。相手はエース・バーランダ―。8回4安打無失点。9ー0でリード。
タイガースファンのぼやき。
It's interesting that the other likely playoff teams do not have the kind of starters that have been stymying the Tigers this year. We can beat Oakland's rotation. Colon is good but not vs the Tigers. Even Boston's starters won't throw shutouts at us.
It's these last place/also ran teams that toss zeros at us.
13勝6敗、防御率2.76。岩隈はプレーオフをねらえるチームがふさわしい。
前回がカージナルスのエース、ウェインライト、今回がタイガースのエース、バーランダ―、この二人に投げ勝った(しかもプレーオフ進出をかけてしのぎを削る9月に)というのは大したもの。日本人投手はじめての快挙ではないか。
9/26
松坂がレッズ戦に登板。8回途中まで投げ勝ち投手。これで3勝3敗。「復活」に近い終わり方。よくがんばった。岩隅、ロイヤルズ戦に登板。8回零封、勝ち投手。14勝6敗、防御率2.66でシーズン終了。見事なシーズンとなった。強打のアメリカンリーグ有数の先発投手の成績を収めたのだから立派。
"He's special," said Mariners third baseman Kyle Seager, who contributed a two-run double to the cause. "Ever since he became a regular starter, he's been one of the best pitchers in the game. You get guys coming to third base all the time talking about how nasty he is and how the ball's moving all over the place and you can't get a good swing on him. That's about as good a compliment as you can get."
10/11
プレーオフが進んでいる。アメリカンリーグは、バーランダーが8回零封のさすがの投球、タイガースがアスレチクスを破り、リーグ優勝決定戦シリーズ進出。レッドソックスがレイズを破って一足先に進出をきめているから、レッドソックスVSタイガースの組み合わせとなった。お互い手強いライバルを倒してのシリーズ進出だから、おもしろいシリーズになりそうだ。両チームとも10数年前野茂が在籍したチーム(タイガースからレッドソックスに移籍した)。私は当時「デトロイトの青春」(http://omg06.exblog.jp/i12/)というストーリーを書いた。あの頃タイガースはなかなか勝てず、熱狂的なファンは気の毒だった。かれらは「今年こそワールドシリーズ制覇!」と胸をふくらましているだろう。重量級の打線だから期待できるが、レッドソックスもしぶとい打線。いい勝負になりそうだ。ナショナルリーグは、カージナルスVSドジャース。こちらも非常に魅力的な組み合わせ。
10/20
レッドソックスがタイガースを破り、ワールドシリーズ進出。今年はカージナルスVSレッドソックスの組み合わせになった。魅力的な組み合わせ。カージナルス優勢かな。今日の試合はTVで観戦した。最多勝のシャーザーを見れてよかった。たしかに一流投手。バックホルッも角度のある打ちにくいボールを投げていた。タイガースはブルペンがいけなかった。あそこで満塁本塁打を打たれるとは・・真ん中のカーブをねらい打たれた。それまでのシャーザーの苦心の投球とは段違いの雑な投球。レッドソックスファンはしあわせそう。ケリー国務長官もスタンドで観戦。いよいよワールドシリーズ。
10/28
ワールドシリーズ、カージナルス2勝1敗の後、今日レッドソックスが4-2で勝ち、2勝2敗のイーブンに。カージナルス優勢かと思っていたら、レッドソックスもいいチーム、しぶとく五分に戻した。田沢ー上原も打たれた後やり返す、というパターンで力のあるところを見せている。最後のけん制タッチアウト、ゲームオーバーは秀逸。小刀勝負。たしかにWOW!である。スタジアムの全員を呆然とさせた。痛快。勝負の行方混沌、という感じ。
10/30
レスター、エースの風格を見せて好投。上原が最後の4つのアウトをとって、レッドソックス、ついに王手。まだわからない感じ。すごいプレッシャーだろう。Game6は、レッドソックス打線爆発を期待。
10/31
打線爆発でレッドソックスWシリーズ制覇。ここ10年で3度とのことだから、立派。倒してきた相手が、レイズ、タイガース、カージナルスだから、やはり強かったということだろう。チーム編成の勝利でもある。田沢、上原がそれに含まれているのがうれしい。上原のけん制が秀逸。フェンウェイでは95年ぶりのWシリーズ制覇というのだから、そしてそこに上原がいるというのだから、マンガのようなフィナーレだ。
11/5
日本シリーズGame6と7を見た。田中はストレートを狙われていた。変化球は打てないとみたジャイアンツの作戦。逆に言うとストレートは打てるということだから、田中のプライドを傷つける効果がある。Game6で高橋に続けたストレートは若さがでた。Game7での救援登板はメジャーではOMG!登板、これを最後にしてもらいたい。最後はフォークボール。当然の選択。それを振ったジャイアンツの打者の方が不思議。凄みのある投手であるのは間違いない。メジャーでの活躍が楽しみ。ヤンキースが最も彼を必要としていると思
うが、どういう入札結果になるか、これも楽しみ。
11/14
サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)投票があった。アメリカン・リーグで、ダルビッシュ、岩隅がそれぞれ2位、3位。強打のリーグで2位、3位とは立派。自動車のトヨタ、ホンダのような感じだ。黒田が、9月やや疲れたのが残念。日本でトップの投手はメジャーでもトップクラス、を証明。
12/3
歯科に通いはじめた。待合室に雑誌のバックナンバーが置いてあり、何冊か読んだ。元楽天監督の野村氏が日本シリーズについて書いた記事がおもしろかった。まず、田中は変化球投手であること、つまりストレートでは勝負できない。見ていて同じ感想をもった。もちろん悪くはないが、打者を牛耳れるほどではない。野村が凄いストレートと評価するのは、その昔の山口高志投手。則本投手を激賞。あの試合に限っては、田中よりよかった。これも同感。相手を恐れず、平気で投げ込み、押さえていた。楽天捕手へのアドバイス。打者はふつういろいろ考え、球を待つ、それは打席のわずかなしぐさにあらわれるから、細心にチェックし、コース等を選べ。しかし、巨人の打者は1番から9番まで自分の才能だけで打席にたっている、何も考えないタイプ、だから、いろいろ考える必要はない。ふーむ、やはりそうか、と思った。入札制度について、NPBとメジャーの交渉がとらぶっているようだ。FA期間を9年から6年に短縮すべきだろう。たいして高くない契約金で選手を9年間も拘束し、ドラフトに応じない田澤には罰を与えるなど、悪徳商人のすることだ。
12/07
ヤンキースからFAのロビンソン・カノがマリナーズと10年247億円で契約との報道。若手に切りかえたマリナーズはシーズン後半けっこう戦えていた。”キング”フェリックスと岩隈というサイ・ヤング級先発投手がいる間に勝とうと考えるのは当然。カノはヤンキース最強の打者だった。さらなる補強に期待。新ポステイング制度成立(?)。入札上限20億円、これに達したチームが複数あった場合にはそれらと交渉可能。選手にとってはよい制度。あれだけチームに貢献した選手だ、こころよく田中を送り出してもらいたい。「ヤンキースは7日、FAとなっていた黒田博樹投手(38)と、1600万ドル(約16億4800万円)の1年契約を結んだと発表した」とのこと。当然の契約か。ヤンキースは昨シーズンの貧打にこりて打線を強化しつつある。黒田には「挑戦」を続けてもらいたい。
耐雪梅花麗3につづく
追記
2/18/2015
黒田、ついにカープ合流。男の中の男として帰国。今年はカープファンになろうかしら。
3/13/2015
ダルビッシュ、トミー・ジョン手術のもよう。MLBファンにとっては、昨年の田中に続く悲報。黒田、岩隅には健康でいてもらいたい。田中をフルに高い故障された昨年度のヤンキースは愚かだった。大谷は今季も2刀流とか。愚か。野手もやるということは、間違いなく故障の確率を高める。虎の子の投手だろう。合理的に思考すべき。
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by omg06
| 2012-11-04 15:22
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